金色のコルダ最終セレクション1さ!最終セレクション!テーマは思い描くもの!早速ファータ探しに森の広場に出かけると、ツッキー発見!と声をかけようとしたら、火原先輩が最初にツッキーに声を駆ける。 シチリアーノをセレクション前に弾いたのはお手本を見せてあげたんだよね?って質問だった。 ツッキーはお手本だとはハッキリいわなかったけど、私が『棚からぼたもち』を得るに相応しい人物だといった。それってファータをつかっても、魔法のヴァイオリンをつかっていても良いってこと?と思ってたら、私の存在に気付いて、火原先輩にお辞儀して何もいわずにさっていってしまった。 うむ~今さらいわれても…… そんなこんなでファータ探し! 中々テーマにあった曲が見つからないというか、何を弾くべきかきまらない!十一日間あるけれど、最終セレクションに相応しい曲がみつからないのよぉぉぉぉ!初心に戻ってアヴェマリア……ちがう!テーマいぜんに最後にこれはさすがに恥ずかしいかも…… 土曜日になってもファータ探し…金澤先生に頼まれたレポートの話を直にはなすと、私はいつの間にかにみんなに聞いていたらしい……誰が書いてくれるんだろう? 天羽ちゃんのレポートのときはツッキーが書いてくれた。趣味の話とか。正確に伝わっていて喜んでいた。私の趣味を直に聞けば良かったなんて可愛いこといってくれたり…… そして月曜日、レポート書くことになったのは、またツッキー。 「レポート書くのはなれてるから、俺がやることにした。君は練習に専念してくれ」 と言ってくれた。ツッキーって……やさしい…な。 ツッキーは私より忙しいはず…編曲作業もしなくちゃいけないのに、レポートまでやってくれるなんて。 そういえば、ツッキーと朝と放課後は顔をあわすし、あまつさえ、帰りは一緒に帰るのだ。 何の意識はシテナイ……はず。だけど、こういう優しいところとかにドキドキさせられることは多々あった… 私はツッキーが好き。えー○おーがすーーき!透き通っ○声がすき!やさしいひ○みーがーすきー!冷○い指先がすき!なーんてのをヴァイオリンで奏でたい……な気分です。 そして、放課後は必ず一緒に帰るとしても朝はいつもランダムだったはずなのに、ツッキーが必ず一緒にとうこうしてくれる。 約束してないのにね…どうせなら私から約束したいとおもったら、赤い照れた顔してツッキーから約束してくれた。 その表情もかわいくてどんどん、ツッキーをすきになるこのごろ…やっぱりアンジェリークを弾きたいのに~~~…… そんなこんなでファータ探しながら、4日目!シチリアーノに決める。 本当はアンジェリークの愛の歌が良かったんだけど…… ツッキーにアンジェリークのテーマ愛をつたえたかったけど、今や最大のライバルはツッキー愛だ恋だなんて語ってられない程に負けられない!シチリアーノしかもAにした理由としては夢の中でツッキーの奏でたシチリアーノを聞いたから… そうと決まれば練習あるのみ!とおもったけど、清涼感の曲って一度もひいたことないからレベルがたりなくって、アンジェリークの解釈 Bで守護聖とラブの解釈の方を技術力もないのに奏で捲くる。 あと6日目になっても弾けないうえ~~~~ん! 他のシチリアーノは弾けるのに……清涼感が13……ドーピングしまくりです。ツッキーにばれないように屋上のファータのお店にいこうとしたら、ツッキーがいて、誤魔化すように話し掛ける。 すると…… 私をじっと見つめる視線……責めているのだろうか?? ドキドキと冷や汗をながして固まっていると。 「俺は意地になっていたのかも知れない…」 「?」突然なにを?とおもったけど… 「君にあってそれを自覚した」 何を自覚したんだろう…?だまって聞いてることにする。真剣に私を見つめるから真剣に聞かなくちゃいけないのかも… 「そう言う意味で俺は君に深く感謝している…ありがとう…」 なに?何を私に感謝しているんだろう…感謝する方は私の方なのに… 「気にしないでくれ俺が勝手に感謝しているんだから」 気になる… 「自分を作ってきた事柄は消えることがないのだから」 作っていた? 「それを受け止めるのが一番いいんだと思う。その上でさらなる高みを目指したい…」 「聞いてもいいだろうか?君はこのままヴァイオリンをつづけるのか?」 さらに真剣な顔で言う…ツッキー波ヴァイオリニストとして生きていくことを決心したらしいけど…私は/ヴァイオリンは奏でていきたいと思うけど…私に本格的に出来るのか不安で…まだまだ素人で……私が音楽を目指していいのか……迷ってるだから… 「わからない」 と答えるとツッキーは 寂しそうに、 「そう、そうか…そう言うものかもしれないな…」 ああ!私のばか!嘘でもハッタリでもいいから『希望する』ってこたえればよかった!!! そう心の中でなお冷や汗ものだったけど、その冷や汗を乾かしてくれるような風が吹いた… 「…俺の音楽は君に出会って少しかわったと思う」 「自分の思い込みが自分の音楽を狭めていたことを君に教えてもらったと思う」 笑顔で風に微笑むように語る。 「俺には、君には何からも自由に見えるしそうであってほしいと思う」 私は自由に確かにやっているかもしれない…好きな音楽をきいて好きな人と意地でも一緒にいるような感じ、思ったことはやらなくちゃいけないと思ったこと、なんでもやるようにしている。それって自由なのかもしれない。 「本当は…結局は君が決めることだ…」 それは、ツッキーは私に望んでる…一緒に目指してほしいって…それが分かる…さっきは突然で、う、後ろめたいこともあったし……そうあいまいにしちゃったけど…私は決める。あなたと一緒に音楽をやっていきたいって…… 「最後のセレクションは君へのそして、自分への挑戦になりそうだ」 また暖かな風が吹く… ツッキーは風にのせて言うように 「今ならあの曲を弾くことが許された気がする…」 風が吹き終わらない内にツッキーは清清しい風に感謝するように 「ああ……いい風だな…」 と微笑んだ。 「お互い、セレクションの準備をしなくちゃいけないな。頑張って」 と励ましてくれた。 「うん。お互いがんばろうね……」 どちらが、上座で下座になるかをね……なーんて考えてしまう。 さっきのツッキーの気持ちはわすれないけど、お互いライバルとしてもがんばろうね! 最大のライバル宣言のあと、シチリアーノをめちゃくちゃ、ファータからもらった道具をつかって、練習に励む。 他の参加者の人に話を聞くとツッキーの曲はかなりかわったとか。今の音楽とてもいいとか…ツッキーの音楽の練習状況をきかせてくれるけど、私には絶対聞かせたくないのか、私がいる前では練習しない…かなり私をライバルとしてもいしきしてくれているそうだ。 しかも、他の参加者みんなで私をおどすの! かなり手強い曲を弾きそうだね~とか 超難感度曲できそうですね~とか。 ツッキーどんな曲を弾くの!?ってなんか恐いって感じだけど、私も負けない! ただ、スーパー解釈のシチリアーノを引くだけじゃダメなのかも知れない…こうなったら…清涼度を満タンにして挑んでやるわ! 続く…! |